一歳違うだけなのに友達じゃない?!!
「一歳しか変わらないのに、
友達と言わないの?!」
私が、韓国で生活していて
1番くらいにびっくりしたのは、
韓国人の方たちの「年齢」の
考え方です。
今回は、私が実際に経験した
韓国の文化について少しお話ししたいと
思います!
日本にも”上下関係”というものが
存在します。
一番最初に上下関係という物を知るのは、
中学生になってからではないでしょうか?
「先輩」「後輩」
一つしか学年は変わらなくても、上の学年の
人は「先輩」になります。
日本でも、年上の人に対しては”敬語”
を使ったり、失礼がないように
接しようとすると思います。
韓国でも、年齢を初対面で必ず聞かれる
くらい重要視されています。
知っている方が多いと思いますが、
韓国では、家族ではなくても親しい人には
「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」
などと呼びます。
※오빠 -オッパ(女の子がお兄さんを呼ぶとき)
※언니 -オンニ(女の子がお姉さんを呼ぶとき)
ある時、
私は韓国人の知り合いの人と話をしていました。
韓国にいながら韓国人の友達がなかなか
出来なかった私ですが、1人のお姉さんと繋がり、
連絡を取るようになりました。
そのことがとっても嬉しかった私は、
「最近、新しくお友達が出来たんです!」
と話をしました。
どのように知り合ったのか、
何をしている人なのか、
色々と聞かれている中で、
年齢のことも聞かれました。
そして、年齢を聞いたとき
「それ友達じゃなくて、お姉さんじゃない!」
こう言ったのです。
私の中では、
”友達”と思っていたので、
それを聞いたときはビックリしました。
そこで初めて、
韓国では同い年の子のことしか友達と
呼ばないことを知ったのです。
年が少しでも上なら
「お兄さん」「お姉さん」
と呼びます。
韓国語を勉強していると、
この呼び方いがいでも
目上の方を慕うという姿勢は現れています。
このように言語を勉強するというのは、
言葉の裏に隠れている、
その国の文化であったり、価値観を知ることが
できます。
あなたも、ただただ勉強をするのではなく
その言葉の裏にある意味なども考えてみながら
勉強してみてください。
新しい言葉を習得した嬉しさだけでなく、
また1つその国の事を知れたような気持ちに
なり、意欲も湧いてくるのではないでしょうか。